【余談】イタリア人が英語を話さない理由【定性情報】
前回のブログにて、
「イタリアで英語が通じないー!!!」と、
焦燥にかられた私。
今までずーっと、バカの一つ覚えのように
英語=世界共通語
と、信じてやまなかった
アメリカに行けばわかるけど、
奴ら本当に自分達が一番だし、すべてだって思ってるのは事実。
そして、当然ながらアメリカ暮らしが長かった私も、
疑うことなく、英語がすべてと思っていたけれど…
自信喪失になる位、まったく英語が役に立たない…
「えぇー。まさかの語学力低下???」とまで思ったほど。
旅行初日から2日間くらいは、英語で大手をふるえない環境に、
ちょっと意気消沈していたかもしれない。
そんな背景から、会話のやりとりはGoogle翻訳さんに、お任せ。
英語を入力して、Italianにパパっと自動変換。
でもこれって、完全なる一方通行な会話よね。
会話に重きを置く私にとっては、ちょっぴり物足りないのであった。
旅行していく中で、複数のNative Italianの皆様から、
イタリアにおける英語言語について、大変有益な情報を頂いた。
同時に、日本とイタリアで、一つの共通点があることに気づく。
イタリアの人々は、英語を学校で習得する機会があるけれど、
ほとんどの人は、母国語に依存しているとのこと。
(ここでいう依存とは、「母国語で通じるからそれでいーよね。
母国語以外学ばなくてもいーよね。」という意。)
大学/院や仕事等で、必要に迫られない限り、
話す必要もないし、だから皆母国語。というわけ。
勘が鋭い人はわかってくれたかもしれない。
これって日本に似てない???
日本人も、確かに英語は義務教育で学ぶけど、
卒業すれば忘れちゃう人が大半だと思う。
だから、
”I don't speak English.”
ではなくて
"I know English but I don't speak English."
という解釈が最たるものなのかなーと。
この後に出てくる、Victorっていう男性が教えてくれた。
"Italian people are just lazy (including me), just don't want to speak English."
この言葉が印象的で、なんか自国(日本)のマインドに似てるって思ったりもした。
そこで考えが変わった。
ならば面倒だが、短期間とは言え、私がここ(イタリア)に順応しなきゃなと。
母数が多いほうに、かじを取るほうが簡単だ。
しばらく英語は封印ね。
なんて、かっこよく思ったけど、
イタリア語。
挨拶と、はい、いいえ。くらいしか言えないじゃーん。笑
まぁいい。愛嬌だ。愛嬌…
と、いうわけで、
ちょっとした余談でした。